箱根サイクリング

MARQUE2010-12-12


また一泊でサイクリングしてきました。今度の目的地は箱根。

東海道

まずは横浜からいつもの東海道でずずーっと西へ向かいます。この道を50kmも走るのにはさすがに最近ちょっと飽きてきましたが…。西湘バイパスが無料化されてから国道1号がすいてて走りやすくなったように感じるのは気のせいかな?

箱根旧道

箱根に行くには、国道1号、箱根新道、TOYO TIRESターンパイク、箱根旧道、椿ラインというルートがあるんですが、今回は神奈川県の自転車乗りなら一度は登っておかないとあかんだろうという「箱根旧道」を選択しました。箱根湯本駅手前の三枚橋交差点を左折してスタートです。

最初から道幅は狭く、結構な斜度です。昔からの旅館やホテルの間を縫って、三枚橋の写真を撮っている間に追い越していった親子連れサイクリストを意地で抜き返します(笑)。しばらく行くと見えてくるのが大きな鳥居。箱根大天狗山神社です。ここの前のカーブがきつかった…。そこからさらに行くと、有名な「七曲り」です。つづら折りが7個続く…はずですが、もっとあったような(笑)。ハイキング帰りと思われる中高年の方々に応援されて、どんどん登って見晴し茶屋へ到着(営業してなかったぽいけど)。これで辛いところは終わったかな?と思いきや、そのあとも同じような斜度の道が続き、そっちのほうが辛かったですね…。甘酒茶屋を越えてもまだまだ登ります。

そしてなんとかゴール!!。所要時間はギリギリ50分を切れなかった程度かな。さっとiPhoneを出して「芦ノ湖なう!!」…とつぶやこうと思ったら、ソフトバンクが使用するNTTの海外回線が不調とかでつぶやけず。残念。

芦ノ湖

芦ノ湖は観光客でいっぱい。風も強かったので早々に立ち去ります。

大涌谷

箱根に来たからには大涌谷で寿命を延ばさないと!!ということで、もうちょっと登ります。…ちょっとじゃないな。思ったより登るんですよ。箱根旧道で受けたダメージもあるし、なにより、道路には大涌谷へ向かう車が渋滞しているので、多くの人の前でノロノロ走るわけにはいきません(苦笑)。

強風は止むことがなく、高いところへ来たのでとにかく寒い。しょうが入りの甘酒で暖をとります。そこでは韓国人観光客の女性に「もしかして自転車で来たの?」と話しかけられ、"Yes!!"答えると"You are crazy!!"とのお褒めの言葉を頂きました(笑)。もちろん黒たまご(温泉卵)も購入。5個入りなので一人旅の自分にはちょっと重かった。でも、5×7=35年寿命が延びました。

ユネッサン

大涌谷からは下り基調。姿勢を低く保ってスピードを上げて宿泊先へ到着。「B&Bパンシオン箱根」に宿泊です。噂によるとユネッサンの従業員宿舎を一般客も使えるようにした施設だという話なんですが、なかなか立派な建物です。廊下の音が部屋まで響くのをのぞけば(…)、これで朝食付き(パンのみだけど)4,000円(土曜日と祝前日の場合)なら十分。

ユネッサンと聞くと「内村プロデュース」を思い出す私ですが、ここの露天風呂がまさに「芸人だるまさんがころんだ」の舞台ですよ!!。湯船につかって玉職人に思いを馳せます(笑)。ただ、寒かったからか湯温が低いのが気になりました。料金は1,800円なんですが、それにしてはちょっと狭い。

パンシオンには夕食がないので、どこかで食べてくるか買ってくるかしかありません。しかも、小涌谷ユネッサンくらいしかお店がないので選択の幅も狭い。さらに、ユネッサンの多くのレストランは有料ゾーンにあるんですよねー。というわけで、ユネッサン近くのファミリーマート、強羅のヤマザキデイリーストア、強羅駅前にも昔ながらの商店やおみやげや等があるので、このあたりでお酒やおつまみをGet。地デジ対応なのになぜかアナログしか映らないテレビを見ながら、おやすみなさい。

大観山

次の日の朝。いい天気。思いのほか気温も低くない(寒いけど)。大浴場で体を温めてから出発。国道1号線を通って大観山へ向かいます。途中、同じようなサイクリストの後ろについていって、芦ノ湖を通り過ぎ、箱根駅伝の往路ゴールの近くから椿ラインへ入り、どんどこどんどこと登ります。このあたりからはどこでも絶景。芦ノ湖越しの富士山がよく見えます。

そして大観山に到着。駐車場にはターンパイクから来たと思われる車やバイクがいっぱい。自転車はいませんでした…。しかし、ここからの眺めはすばらしかった。それほどきつい坂でもないし、達成感は満点なのでおすすめです。

帰り道

大観山からの帰りは椿ラインで湯河原へという手もあったんですが、ちょっと遠回りなので箱根へ戻り、国道1号線へ。人恋しくなったしね(笑)。下り坂な上に渋滞してるので車と同じペースでダウンヒル。途中、宮ノ下の賑わいを横目に見ながら、黙々と漕ぎ続けます。やっぱり行きと同じ道はつまらないので、国道1号ではなく境川サイクリングロードを北上して帰宅。

という感じの箱根サイクリングでした。「B&Bパンシオン箱根」という安宿もあるし、またぜひ行きたいですね。今度は足柄峠を越えて仙石原経由で行こうかな?