須田ビル

かつて富山駅前に「須田ビル」という腐った建物がありました。…というと愛着を持っていた人に怒られそうですが、本当にひどかった。中には古くからの八百屋や魚屋が入っていて、それなりに活気はあったんですが、窓ガラスはたくさん割れていて壁は真っ黒。富山駅を出た瞬間に見える風景がそれですから、個人的には恥ずかしかった。のちに須田ビルは再開発され、今のCiCというビルとなりました。須田ビル時代のテナントの多くは賃貸料の高さで撤退したとのこと。しかーし、CiC自体はぱっとせず、ビルを所有していた会社が倒産。第三セクターだったそうで、富山県が税金で救済ということになり、よくある第三セクターの末路となってしまいました。都会と違って、電車が生活の基盤ではない人が多い(普通は車)地方都市だと、駅前の再開発は難しいんじゃないかなぁと。オフィスビルもそんなにないし。
で、なぜ思い出したかと言うと、金沢の近江町市場がそんな感じだったから(笑)。どうやらこちらも近いうちに取り壊されてビルになるようですが、なんか、先が見えるような気がしませんか?。