米寿

ずいぶん間が開いてしまった。何をしていたのかと言うと、実家に帰ってました。私の祖父が米寿を迎えまして、親戚一同でお祝いをということで温泉に行ってきたのでした。
じーちゃんは年はとったけど相変わらず元気で、いろいろ話してきました。中でも徴兵されたときの話は初耳。2回中国に行ってるそうなんですが、1回目(昭和12年)は行きたくてしょうがなかったそうです。まわりもどんどん戦場に向かっているのを見て、「一旗揚げてやるぞ!!」という意気だったとか。当時日本ではそれが普通だったんでしょう。しかし、2回目は(昭和16年)は嫌だったそうです。もう負けるのが分かってたという感じ。戦場でも、先輩から「お前ら若いやつだけでも早く帰るんだ」と言われていたそうです。うーん、泣けますねぇ。そのおかげで今の私があるわけです。
身内から肉声でこういった話を聞くと、テレビでやっているドキュメンタリーなんか比べ物にならないくらいのリアリティーがあります。今ではそんな感じは全くしませんが、過去に確実に戦争はあったわけです。戦争はするべきではない…んですけど、そうも簡単に行かないところが国際社会の難しいところですかね。