熊谷幸子

今、自分の中で何度目かの熊谷幸子ブームが来ておりまして(笑)、まだ持ってなかったアルバムを2枚、ヤフオクで落札しました。デビューアルバムの「アート・オブ・ドリームス」(1992年)とセカンドアルバムの「虹の彼方に」(1993年)。これでアルバムは全コンプ達成!(といっても5枚しかないけど)。
私が彼女を認識したのはドラマ「夏子の酒」で使われていた「風と雲と私」の頃。当時私は新潟で大学生をしていたんですが、ドラマの舞台が新潟だったこともあって、比較的新潟ではメジャーだった気がします(横浜に来たら、周りの人が誰も知らなくて驚いたくらい)。私が行ってた大学の学園祭にも来てましたし。そこでカルピスウォーターのCMソング「白いkiss」(デビュー前の作品で、残念ながら未発売)を披露していたのが記憶に残っています。

♪白いkissまぶたにはじけた ときめきのカルピスウォーター

という感じの歌詞だったかな?。学園祭では、商品名の部分を「フフフフフーンフフーン」とハミングで歌っていましたが(笑)。…あー、なんか、当時授業の都合で全部見れなかったのが悔しくなってきた!!。
で、実際にCDを買ったのは1998年の「S.K.」から。このときは発売記念ライブにも行ったなぁ。残念ながら、これが今のところの最新アルバムです。なので、ほぼ逆順でCDを買っていった感じになります。あまり変わらない安定した歌唱力という印象があるんですが、やはり新しいものほど声に力がありますね。彼女の魅力はというと、この透明感のある声と、なんといっても複雑なコード進行。個人的には、常に(いい意味で)期待を裏切る彼女の曲の展開が大好きで、これに慣れてしまうと他のアーティストの曲が退屈に聞こえくるくらいです。多少、EW&Fの影響も受けてるのかも?という気もしますけど。私の一番好きな曲はアルバム「Good Morning, Funny Girl」の中の「嵐のカーニバル」ということにしておきます。出だしがいきなりサビなんですが、

♪すべてなくしても もう二度と二度と悔やまない

の「悔やまない」の「い」の部分でガラッと展開が変わるのが気持ちいいです。
現在は結婚されて(2000年くらいだったかな?)、歌手としての活動はしていませんが、他のアーティストへの曲の提供はまだ続けているようです。これがまた見事に彼女らしい曲ばかり。とはいえ、それもいいんですが、たまには本人の声を聞かせて欲しいものです。