MacOS X v10.4 Tiger

いやー、決まりましたね。Tigerの発売日。4/29だそうで、GWはじっくりこれで遊べるかな。まだ英語のドキュメントしか公開されていませんが、新機能がてんこもりで楽しげです。
例えば、Safari RSS。その名の通りRSSに対応したということなんですが、各所で高速化が図られているのもポイントです。また、待望のWebアーカイブ機能(ページをまるごと保存する機能)が付いたのも嬉しいところ。PDFのインライン表示もプラグインなしで対応するようです。AdobeReaderのプラグインはいまいちでしたからねぇ。
Finder関連のSpotlight, Dashboard, Automaterは以前から紹介されているので説明するまでもないでしょう。気になるのは、Spotlightの日本語への対応度。日本語はエンコード方法が多岐にわたるので、それをちゃんと見極めて検索してくれるのかどうか。Speechがいまだに日本語に対応していないのを見ると、あまり期待出来ないかもしれません。でもなんとかして欲しいところ。
QuickTime7はH.264対応。いまいち使いどころは分かりませんけど。噂通り、以前のProキーは持ち越せないようです。ちょっと前に買おうかどうか悩んでたんですが、買わなくて良かった(笑)。
残念なのは、以前の説明よりもCore Image対応のビデオカードが減っていること。私のATI Mobility RADEON 9600は対象外になってしまいました…。対象外というか、完全なアクセラレーションは行われないということでしょう。かなりの高速化が望めると思ったんですが、どうも話はそう簡単ではないようです。まぁ、Core Imageは高速化を行う仕組みというより、GPUを使ったプログラマブルな画像処理APIと捉えるべきものなので(CIKernel Languageという言語。OpenGLにおけるShading Language、DirectXでのCgに相当)、期待するポイントが違うのかもしれません。とはいえ、動くことに変わりはないので、どういうことができるのか楽しみにしておきましょう。
MacOS Xもそろそろ新しいステップにさしかかったというか、他のOSとは違った方向への機能拡張が増えてきました。あとは、これらを使った素晴らしいソフトの登場を期待したいところです。っていうか、作ろう。