セキュアな写真

何のニュースで見たのかは忘れてしまいましたが、公共工事などで施工業者が進捗状況を報告するための写真に、合成や加工が行われることが増えているそうです。本来存在しない物を追加したり、汚いところを奇麗に直したり。いまどき加工なんて誰でもできますからね。しかも、今はまだなんとか加工が見破れても、今後さらに解像度が上がったりツールの機能が向上したりして、それがより難しくなっていくことは明らかです。
となると、「セキュアな写真」というのが存在してもいいのではないかと。デジカメで撮った瞬間に電子すかし的なものを組み込んで、それが加工されたかどうかを受け取り側で調べることができれば、嘘偽りないデジタル写真が作れます。すでにテレビ局のサイトなどには電子すかしを入れた画像があったりしますが、これはすかしのない画像にあとからすかしを追加するわけで、すかしを追加する前に加工が行われたら意味がありません。なので、デジカメの内蔵機能として、撮った瞬間にすかしが付けばほぼ加工は不可能なわけですよ!!。
一般ユーザーに売れる物ではないですが、下請けを使うような商売をしている人の需要はあると思うんですよ。「セキュア」が必要なのはIT業界だけではないんです。すでに工事現場専用のデジカメ("BIGJOB"とか"現場監督"とか)はあることだし、どうですかね?。って、私は誰にプレゼンしてるんでしょう?(笑)。