輸入CD

海外版CDの輸入禁止が法制化されるとかなんとか。インターネット以外では全然話題になってないですねぇ。っていうか、新聞とテレビが話題にしてないってことですけど(理由はなんとなく分かりますが)。
すごいのは音楽業界の政治への干渉力。日本には音楽関係の法律がいろいろありますが、レンタルの合法化に際して作られたものが多くて、レコード会社が儲かるようにうまーく作られています。例えば著作権という点から見ると、レンタルCDの利用料はアーティストだけに行きそうなものですけど、ちゃんとレコード会社も儲かるようになってます。ちょっと話がずれますけど、「着うた」を作ったのは携帯電話会社じゃなくてレコード会社です。普通の着メロだと作曲者しか儲からないので、頑張って考えたわけです。偉いというかなんというか…。とにかく、うまいことやるんですよ、この業界は。
ということで、署名を集めるだなんだするより、政治に対して影響力のある人を味方に付けた方が効果があるのは間違いないです。というか、そうでもしないと意味がない。法的には署名なんて文字の羅列程度の意味しかないわけです(リコールとか法律で定められたものでもない限り)。法治国家の日本において署名が意味をなすとしたら、署名した人の選挙権を考えて、政治家が人気取りのために対処するくらいのものでしょう。そこまで影響を与えられるほどのことができるかどうか。
とはいえ、一般人が一般人を集めて行動を起こすとしたら、それくらいしか手がないのがつらいところですね。