正月恒例

年末年始に実家(富山県富山市)に帰ったときに、
「わいど&ラブぽけ新春スペシャル 発見!富山ってこんなに不思議!?」
という番組が放送されていました。富山県の民放局の北日本放送の制作で、今まで富山県民が普通だと思っていたことが実は普通じゃなかったということを意識させてくれる面白い番組です。さすがに今回で4作目なのでそろそろネタ切れかな…と思わなくもないんですが、それでも面白い話がありました。

富山は日本のほぼ中心に位置するのになぜ「北日本」とつくものが多いのか

北日本放送」もそうなんですが、富山には「北日本」とつく会社が多いです。しかし、地理的に北日本といえば北海道と東北。でも、我々は富山が北日本だと思っています(だからよく天気予報に騙される)。なぜかというと、京都を中心に考えると富山は北日本だから。東日本、西日本、南日本という名称が多い場所も、京都を中心として見ると合点がいくそうです。

正月に天神様(菅原道真)の掛け軸を飾る風習は富山だけ?

というか、普通飾らないですよね(笑)。実家にはもちろんあります。これには歴史的理由があって、かつて富山県加賀藩前田家の領地でした。菅原道真は前田家の祖先とされていて、前田家を崇めるための理由付けとしてこの文化が根付いたとのことです。しかし、なんとお膝元の石川県ではこんな文化はなく(福井県の一部にはあるとか)、そもそも菅原道真が前田家の祖先かどうかも怪しいそうです。前田家の力が届きづらい遠方を治めるためにこういった方法を用いたということだとか。
面白いネタとは言えないかもしれませんが、個人的にはすっきりしました。うちは特に古い家柄でもなく、普通に住宅地にあるんですが、こういった富山独自の文化はちゃんと受け継いでるんですねー。私も受け継ぐべきことは受け継いでいきたいなぁと。
なお、過去3作はDVD化されているそうです。2,480円というのは安いかも。買っちゃおうか?。
http://www.knb.ne.jp/knbe/