千年家族

3月10日はいろんなゲームが発売されましたが、私はGBA用の「千年家族」を買いました。マニアに人気の「メテオス」は「結局はパズルだし…」、描いた絵が動くと話題の「パックピクス」は「すぐ飽きそう…」という理由でパス(と、多くの人を敵に回してみる)。
で、「千年家族」なんですが、ようやくゲームの進め方が分かってきました。基本的にはいろんなパラメータを上げて、幸せな家族を作り、子孫を繁栄させるというのが目的です。家族全員にはそれぞれ次に発生するイベント(=夢中なこと)が常に設定されていて、そのイベントが発生し(しないこともあるけど)、イベントの内容によってパラメータが上がったり下がったりするわけです。序盤にプレイヤーができるのは、そのイベントを発生させるかキャンセルさせるかということのみ。もちろんイベントの詳細は分からないようになっていて、同じように見えるイベントでも、そのイベントが家族にどのような影響を与えるかは発生するまで分からないというのがポイントです。
こうやってまとめると凡庸なゲームに見えるなぁ(笑)。他の育てゲーとの違うところは、各イベントがパラメータに与える影響が比較的ランダムというか、つながりがゆるいというところでしょうか。そうなることによって、同じ人が同じようにプレイしても、結果はバラついてくる。そのバリエーションを見て楽しむというのが「千年家族」の楽しみ方なんじゃないでしょうかね。文字通り「千年」続けるのが前提になっていますから、あまり各世代の家族に入れ込んでしまうとちょっと息が詰まります。「見守る」くらいがちょうどいいのかもしれません。ある意味、今風なゲームなのかも。
面白いか面白くないかは人によって判断が分かれそうですが、久々に新しさを感じるゲームだと思います。今後のゲームの展開、そして続編に今から期待してしまいます。やっぱり可能性を感じさせるゲームじゃないとね。