パックマン・ディフェンス

ライブドアvsフジ関係でメジャーになった言葉に「パックマンディフェンス」というのがあるっぽいですね。買収されそうな会社が、買収を仕掛けている会社を逆に買収してしまおうというM&Aでの防御方法。その形態が、かつての大ヒットアーケードゲームパックマン」に似ていることから名づけられたそうです。
しかし、どうも皆さん「パックマン」というゲームの内容を忘れているようで、たいていゲームの説明が間違ってます。Yahoo!のサイト(http://dic.yahoo.co.jp/tribute/2005/02/25/1.html)では、「パックマンが敵を飲み込んで大きくなっていくが、油断すると逆に飲み込まれてしまう」と書かれてますが、逆ですから!!。しかも、大きくなりませんから!!(シリーズにはそういうのもあるけど)。「パックマンはモンスターに追われているが、パワーエサを食べると逆転でモンスターを食べることができる」というのが正解。今回の件で言うと、「パックマンニッポン放送、モンスター=ライブドア」で、「パワーエサ」はどこかからニッポン放送への資金投入だったりするわけですな。もしかすると、主人公であるパックマンをどちらに割り当てるかで、そのサイトや記事の担当者がどちらを支持しているのかが分かるかもしれません。私はまぁ、こんな感じです(笑)。
たぶんこの言葉はアメリカで生まれたんだと思いますが、パックマンは今でもアメリカでは人気があって、毎年のように続編が制作されています(ドットを食べるという行為以外はほぼ別物ですけど)。日本でテレビゲームの祖といえばスペースインベーダーですが、アメリカではそれがパックマンなんだそうで、そのために日本より人気があったり、こんな感じで新しい用語として取り入れられるわけですな。