GTA3その後

やりました。メモリーカードがどこかにいってしまったのでちょっとだけです(笑)。さらに電源コードとパッドも見当たりませんでしたけど…(なんとか見つけた)。
内容を簡単に説明すると、ギャングの世界を舞台とした、車を使ったお遣いゲームです。プレイヤーは仲間などから依頼を受けて、それを実行していきます。実行と言っても、行ったり来たりするのがメインですが。車なのはさすがアメリカというか、フィールドが広いので車を使わざるを得ないから。これだけだと、ドライブゲームと言ってもいいくらいです(というかクレイジータクシー)。
売りは自由度が高いことと言われています。あるミッションを実行中でもどこでも行けるし、何でもできます。この自由度の高さが評価されているようですが、正直、それほどでもないです。行動によってミッションが分岐したり変わったりはしないようで、ミッションに飽きたらたまに他のこと(脇道)をやってみるという感じですかね。なので、このゲームがヒットした理由と言うにはちょっと弱いかと。
このゲームが18歳以上推奨なのと、ゲームの面白さを決定づけたのは、ギャングの世界を舞台にしているということだと思われます。基本的にはギャング同士の抗争で、ドラッグにまつわる話があったり、爆弾を仕掛けたり、車を盗んだり、車で街中の人をひき殺したり(運転を誤って殺してしまうことも…)するわけです。アメリカのギャング事情に詳しくなれること請け合い。映画とかで見るギャングの世界ってこんな感じなんだろうなぁとわくわくします(笑)。特にアメリカ人にとっては身近で遠い世界で、体験してみたいという欲求が刺激されたんじゃないかという気がしますね。この感覚を日本人に置き換えると、ヤクザ映画のカッコよさですよ。もしこのゲームシステムでヤクザの世界を舞台にすれば、日本でも売れちゃうような気がします。とまぁ、ゲーム性云々というより、選んだ世界が正解だったというように思えました。
今回このゲームを買ったのは、神奈川県の有害図書指定を受けてのことなので、その点について。「殺人や暴力の美化、残忍な描写」がその理由だそうですが、目を覆うような表現はそれほどないです。これより酷いゲームはたくさんあるでしょう。それに、ギャングの描写を問題とするなら、ヤクザ映画が普通にレンタルされてる状況って?という気もします。もちろんある程度の規制は必要だと思いますが、他のメディアと差が付けられているとすればちょっと嫌だなぁという感じです。この問題は意外とさらっとフェードアウト気味ですが、ゲーム業界がそれほど大きな反応を示さなかったのは、海外のゲームだからのような気もちょっとします。ま、全年齢対象で面白いゲームがたくさん出てこればいいなというところで。