いいこと

月平均気温:10月も過去最高 気象庁
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051112k0000m040057000c.html

地球温暖化に加え、数十年周期で繰り返される自然変動が、90年代後半から高温期に入っていることが原因と考えられるという。

「高温期」って何なんですかね?。検索すると、妊娠時の基礎体温の話ばかり出てくるんですが(笑)。地球というのは今までずっと同じ気温だったわけではないというのは学校で勉強してきたわけで、その流れの一つとして今現在の温暖化があるという理解でいいですかね。必ずしも人為的な要因だけではないと。そう考えると、一体この温暖化に人為的な要素がどれだけ含まれているのかというのが当然気になるところです。しかし、これに対する明確な答えというのはありません。なんてったって、人間の一生に比べて地球の一生というのが長過ぎる。ここ数十年のデータならともかく、それ以前については推測でしかないわけです。ここ数十年で気温が高くなっているのが確かだとしても、同じような傾向がさらに前にあったかもしれないわけですから。
となると、意外とあいまいな根拠の上に温暖化対策というのが乗ってるんだなぁと思わざるを得ません。それでも温暖化問題が市民権を得ているのは、各個人が行うべき対策(省エネとか)というのがいわゆる「いいこと」だからなんでしょう。「いいこと」ゆえに、懐疑的になることが「悪いこと」とみなされてしまうのでは?という強迫観念が多くの人にあるような気がします。
地震も似たようなもんです。ただ単に危機感をあおるだけの無責任な地震予知や、やりすぎと思うくらいに危機感をあおるテレビ番組なども、それによって促される地震対策というのが「いいこと」であるために、予知が外れたりあおり方が過剰だったりすることに対して文句を言いにくい空気があるような気がします。
…と思ったのも、「いいこと」をみんなにさせたいがために環境問題を語ったり、根拠の薄い危機感をあおったりしている「良識人」がこの世の中には結構多いんじゃないかと思うからなんです。別に「いいこと」を否定するわけではなく、そのために盲目的になってしまって誰かに利用されてしまっていませんか?と。それではカルト宗教の信者と変わらないですよね。