IntelMacユーザーはどのようにWindowsを購入すべきか
最近MacBookを買いました。それまで持っていたPowerBookG4でも特に問題はなかったものの、やっぱりBootCampでWindowsが動くというのは魅力です。そうなるとWindows XPを購入しなければならないわけですが、これが意外と高い!!。MacOS Xは1万5千円程度なのに…。ということで、MacユーザーはWindowsをどう買えばいいかというのを考えました。
パッケージ版とDSP(OEM)版
Windows XPにはパッケージ版とDSP(OEM)版というのが存在します。パッケージ版は普通にお店で売っている形態で、DSP版はPCやパーツに付属(もしくはプリインストール)する形をとります。一般的にはDSP版の方が1万円ほど安いようですが、安いからには当然何らかの制限があるわけです。
アクティベーション
まず知っておきたいのは、Windows XPには「アクティベーション」という仕組みがあるということ。購入したWindows XPがインストールされた当初のPCの情報をインターネットor電話で登録し、そのPCでしか動かないように制限するものです。じゃあ登録しなきゃいいじゃんという話ですが、登録しないと30日で使えなくなってしまいます。
ずっと同じPCを使い続けるのであれば問題はありませんが、違うPCにインストールするとなると、マイクロソフトに電話で連絡して情報を変更してもらって使用を許可してもらう必要が出てきます。そう、ここでパッケージ版とDSP版の違いが出てくるのです。
ライセンス
パッケージ版は購入した「ユーザーに対して」ライセンスされたことになるので、最初と違うPCにインストールした場合、マイクロソフトに電話して再びアクティベーションすれば使えるようになります(もちろん以前のPCでは使えなくなりますが)。しかし、DSP版では「プリインストールされたPCもしくはパーツに対して」ライセンスされたことになるので、違うPCだとマイクロソフトに電話したところでOKはもらえません。買い直しです。
「違うPC」というのをどうやって判断しているのかということについてですが、詳しくは適当にGoggleってもらうとして(笑)、簡単に言うと、マザーボード、HDD、CPUなどの型番が登録されていて、そのうち何種類かが当初と異なっていると「違うPC」と判断され、マイクロソフトに電話しないといけなくなるようです。「Windows XPと同時に買ったパーツと一緒に使わないとダメ」と書いてあるサイトが多いですが、仕組み的にはそれは正しくないです。というのも、どのパーツと一緒に買ったかを知る方法はないからです(特定のパーツ用のWindows XPがあるわけではないので)。なので、以前のPCから使えそうなパーツを移植して、マイクロソフトに「これと一緒に買ったんです!!」と言い張る度胸があれば、なんとかなるかもしれません(何が?)。
で、どちらを選ぶのか
さきほども書いた通り、DSP版はパッケージ版より1万円近く安いです。当然そちらを選びたくなりますが、ここで私が指摘したいのは
という3点です。Appleはたまにとんでもない新製品を出してきます。もしそれが来年あったとして、我慢できますか?(笑)。あなたがその新しいMacを買ったとして、DSP版のWindows XPをそちらに移行することはほぼ無理です。何個かのパーツの違いが認められるとマイクロソフトに連絡することになりますが、新しいMacに移行できるのはせいぜいHDD程度で、マイクロソフトはそれを「同じPC」とは認めてくれないでしょう。
また、あなたはこれ以上Windowsにお金を使いたいですか?。Leopardを買うためにお金を貯めないといけないのに!!(笑)。MacユーザーなのにWindowsが使いたいという人は、おそらく使いたいソフトやハードが「今」あるということでしょう。そうであれば、XPで十分なのです。それに、もうすぐWindows Vistaが登場するとはいえ、Vista専用のソフトが出てくるのはまだまだ先です。それよりも、ジョブズが"One more thing..."と言うのが先に決まっています!!(笑)。