エレクトロプランクトン

私は「ガンダム」にも「聖闘士星矢」にも思い入れがないので(キーワードリンクで来てしまった人ごめんなさい)、NINTENDO DSの「エレクトロプランクトン」を買いました。ジャンルは「メディアアート」ということで、ゲームではありません。
簡単に内容を説明すると、ボタンやマイクやタッチスクリーンによる入力に応じて、音と映像で反応が返ってくるというものです。プランクトンが全10種類=全10モードという感じで、それぞれ特徴のある反応を返してきます。仕掛人はメディアアーティストの岩井俊雄氏。触っていると、まさに展覧会で岩井氏の作品に触れているような感覚を味わえます。展覧会があなたのお手元に!という感じです。
言ってしまえば「それだけ」です。ゲームという視点で見ると、ボリュームが少なく、ユーザーのモチベーションを上げるような仕組みもないので、正直いただけません。多少はゲームらしく作り込んでいるだろうと思ったんですが、全然そんなことなかったです(笑)。敢えてゲームらしくしなかったようにも見えます。「ゲームソフト」というより、岩井氏の「作品」という表現がぴったり。これを作った岩井氏もそうなんですが、発売した任天堂もちょっとすごい。新たな道を模索している感じですねぇ。
「ゲームというのはこうあるべき!!」という強い思いがある方にはお薦め出来ませんが、「まわるメイドインワリオ」とかのおまけ(しかもミニゲームじゃなくて人形とかそういうの)で延々と楽しめるような人には超おすすめです。また、インタラクティブアートとかそういうのに興味があって、よくイベントを見に行ったりするような人も楽しめると思います。とはいえ、4,800円はちょっと微妙かな…。