Spotlightの対象となる情報

続き。ようやく気づいたのは、あくまで情報はファイル単位で取ってくるということ。iPhotoのフィルムロール名が入らないのは、その情報が画像ファイルではなくiPhoto内の情報だからのようです(Exifに追加してくれてもいいと思うけど…)。当たり前と言えば当たり前。つまり、Spotlightと言えども、ファイル単位の検索であることに変わりはないわけです。
さて、こうなると気になるのがメール。メールボックスは1ファイルになっていることが多いと思うんですが、それだと検索してもメールボックスが該当するだけで、検索の意味がない。結局はメールクライアント内で検索する必要が出てくる。標準のApple Mailはというと…あ、1メール1ファイルになってた!!。前のバージョンがどうだったかは記憶にないんですが、わざわざSpotlightのために仕様を変更したのかもしれません。
複数の情報(例えばメール1通)を一つにまとめるというのは主に検索やファイルサイズの効率化のためだったりする訳ですが、Spotlightの仕様を考えると、今後は1ファイル1情報という扱いが主流になっていくんでしょう。CPUもHDDも今ではオーバースペックに思えるほどになっていますから、こういった使い方もOKということなんですかね。
Spotlightはなかなか地味な機能ではありますが、思っていた以上にAppleの本気度は高いように見えました。ユーザーがそれに追いついていければ、ファイル管理の概念は大幅に変わるでしょう。最終的にはExplorerやFinderはなくなり、すべてはインテリジェンスな検索フロントエンドを通して情報にアクセスするようになるのかもしれません。